InTime ソフトウェア

ある特定のタイミング スラック タイプを除外する方法?

686 views June 7, 2017 June 7, 2017 plunify 0

Background:

InTime はTNS (Total Negative Slack)の計算において、すべてのタイミングスラックタイプについて考慮に入れます。次のスクリーンショット(図1)のQuartus-II ソフトウェアで、「Design-wide TNS」はこのデザインのセットアップとリカバリースラックコンポーネントから算出しています。

Screen Shot 2017-02-27 at 9.01.00 AM図1: タイミング結果

仮にリカバリースラックをカウントするなら、TNSは -94.725 + -9.255 = -103.98 nsです。カウントしなければ、TNSは -94.725 nsです。デフォルトでInTimeは、TNSを計算する際にすべてのリカバリースラックコンポーネントを考慮に入れます。(下図2参照)

with_recovery
図2: TNS にリカバリー スラック コンポーネントを含む

しかしながら、ユーザによってはリカバリースラック(または他のスラックタイプ)を考慮せずに、TNSはセットアップ/ホールドタイミングのみを考慮しているかもしれません。

Solution:

InTime GUIのメニューから File > Settings > Vendor Toolchains > Intel Quartus-II/Quartus Prime を開き適切な項目のチェックを外してください。

Screen Shot 2017-02-27 at 11.19.10 AM
図3:リカバリーとリムーバル スラックを含む

Screen Shot 2017-02-27 at 11.19.36 AM図4:リカバリーとリムーバル スラックを含まない

あるいは、Tcl consoleから下記を実行:

flow set goal_quartusii_enable_recovery_time_in_tns false

その結果、TNSは設定に応じて調整されます。(図5参照)

without_recovery
図5:TNSはリカバリー スラックを含まない

Applies to:

  • Quartus-II
  • Linux Operating System
  • Windows Operating System

Knowledge Base ID: 201702071 - Last Review: Feb 07, 2017 - Revision: 1.0

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